【Web解析ショートコラム⑦】「セッション数」「コンバージョン率」「客単価」とマーケティング施策の関係は?
さて、ここ数回ほど3つのKPI(「セッション数」「コンバージョン率」「客単価」)の話題を続けていますが、そろそろ別の話を……ではなく、今回もやっぱり続けます。笑
【Web解析ショートコラム⑥】「セッション数」と「コンバージョン率」はどっちが大事?
今回は、基本の3つのKPI「セッション数」「コンバージョン率」「客単価」とマーケティング施策の関係です。
セッション数
まずは、「セッション数」。この数値を上げるために皆さんは、どのような施策を実行されていますか?
セッション数は、リアルの店舗で言えば「来店数」にあたる数値ですから、例えばスーパーとかであれば、折込チラシなどで集客したりしますよね。
Webマーケティングでも、「セッション数」は「来店数」と同じく“集客”の領域です。Web広告に出稿したり、SNSへの投稿などをして、“自社サイト外”にいる潜在顧客へのアプローチをされてらっしゃると思います。
つまり、どんなに“自社サイト内”の改善を進めても、基本的にセッション数は増加しない!という構造です。(もし、セッション数を増加させるためにサイト内施策ばかりを頑張っているって方がいらっしゃれば、残念ながら……ということです)
ただし、Webの世界ではその特性上、サイト内施策でもセッション数増加につなげられる施策があります。
皆さんよくご存じのSEO(検索エンジン最適化)です。
これは、多くのユーザーが検索エンジン(今ではほとんどGoogle)で情報を探していることから、サイト内施策であるSEOを実施して自社サイトの検索順位が上がれば必然的に集客にもつながる、という構造のためです。
特に近年は、ユーザー視点でのコンテンツの質が強く求められるようになっているため、オリジナリティの高い自社コンテンツ(≒サイト内施策)の重要性は増しています。
(最近よく聞く、“コンテンツマーケティング”とは、このSEO対策の意味に加えて、SNSでのユーザーの投稿促進を意図する“集客”の文脈で語られるものです)
コンバージョン率
一方、「コンバージョン率」はどうでしょう。
こちらは、来店者のうち注文に至る割合ですから、当然、魅力的な商品・サービスがあるか?納得できる価格になっているか?が最も重要な施策となりますが……それにプラスして“サイト内”施策の巧拙がストレートに現れる指標です。
ということで、LPO(ランディングページ最適化)、ユーザビリティ対策、EFO(フォーム最適化)などのサイト内施策を頑張る場合は、コンバージョン率を上げることが一義的な目標になります。
ただし、コンバージョン率も“集客の質”を問われる指標にもなり得ますので、その点は留意が必要です。例えば、いくら頑張って集客しても、残念ながらお客様になり得ない(貴社のターゲットと異なる)ユーザーをたくさん呼び込んでしまっていては、コンバージョン率はどんどん下がっていくことになります。
もし、「集客」も「サイト内改善」も両方の施策を並行して進めるぞ!という場合は、どちらの効果が表れているのか?しっかりとした検証が必要になると思いますので、その計画と準備も非常に重要なことになります。ぜひ、その点はご留意を。
(実際に、検証計画をしていないと、何の施策の効果なのか???状態になることはよくありがちなことですよ~)
客単価
最後に「客単価」は、自社の商材によるところが大きいので、より魅力的な商品・サービスを提供することで上がっていくことと思います。これはWebだけでなく、商品開発やマーケティング部の人たちとの協力も必要になってきます。
まとめ
最後に、基本の3つのKPI「セッション数」「コンバージョン率」「客単価」とマーケティング施策の関係をまとめたイメージを掲載しておきます。
それでは次回、セッション数の見方に……To be continued.
【Web解析ショートコラム⑧】「セッション数」は何から見る?
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