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【名古屋芸術大学×A&A】SDGsのデジタル表現に関する共同研究プロジェクト⑤~プロトタイプ発表~

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名古屋芸術大学とエーアンドエーのSDGs共同研究プロジェクトについてお伝えするこちらのシリーズ。
前回は学生の皆さんによるプロトタイピングの途中経過をお届けしました。

そして2021年2月25日。
ついにプロトタイプの完成発表です!

昨年10月から始まった本プロジェクトの集大成とも言えるこの日。
学生の皆さん、大学の課題と並行しながら、寝る間も惜しんで作品制作に取り組んでくれました!(涙)

それでは、早速当日の様子をリポートしていきます🎤

このシリーズをはじめから読みたい方はこちらからどうぞ↓

目次

  1. 「ジェンダーコミュニティ」〜私たちは普通である〜
  2. 「Joint」〜名古屋芸術大学における領域を超えた連携プログラム〜
  3. 総評

今回のプロトタイプ完成発表では、前回のブログでもお伝えした2つのプロトタイプをプレゼンしていただきました。

まずは1つめ、「ジェンダーコミュニティ」です。

「ジェンダーコミュニティ」〜私たちは普通である〜

SDGsの目標テーマ「5. ジェンダー平等を実現しよう」

タイトル「ジェンダーコミュニティ」〜私たちは普通である〜

「ジェンダーコミュニティ」の制作に参加してくれた、メディア領域 メディアデザインコース、音楽領域 声優アクティングコースの学生の皆さんです。

こちらのプロトタイプでは、「ジェンダー」というテーマについて私たちがもっと気軽に知ることができ、身近に感じられるWebサイト、「ジェンダーコミュニティ」を発表していただきました。

「ジェンダーコミュニティ」は、実際にLGBTの方々にインタビューをし、その内容をユーザーが本を読むように閲覧することができるWebコンテンツです。

サイト上ではコメントを通じて他の人と意見交換ができ、多種多様な価値観に触れることができます。

まだ日本ではセンシティブとも言えるジェンダー問題について、親しみやすいイラストやデザインと、操作性の高いコンテンツで表現してくれました。

プロジェクトリーダーの藤井さんは、「このサイトをもとにジェンダー問題に関心のなかった人には興味を持ってもらい、当事者には共感してもらえるようなものができたと思う。当初の目的であった【特別視しない社会】の実現に一歩踏み入ることができた」とまとめてくれました。

また、メンバーの辻さんは「プロジェクトに参加して、聞いたことがある程度だったSDGsについてより興味を持つことができた。ジェンダー以外の分野でも、問題解決に貢献していきたい。また、今回たくさんの人と制作を進める中で新しい視点を得ることもでき、非常にいい経験だった」と話してくれました。

学生の皆さんの立派な発言に、なんだか親のような気持ちになってしまいますね……。どことなく目元がウルウルしている社員もいました(笑)

参加者からは「【特別視しない】というテーマと、【本】という表現がとてもマッチしていて、すんなり入ってきた」「現状のSDGsのサイトは、ただテキストと画像が並んでいるだけのものが多いが、本をめくってコンテンツを読み進めるといった表現方法は訴求力が高くユーザーフレンドリーでもあるので、ぜひ実現していきたい」といった意見があがりました。

ただ与えられた情報を読むだけのサイトではなく、ユーザー自らコンテンツを操作して情報を取得できるような、能動的で没入感のあるサイトがSDGsという一見難しいテーマを表現する手法として有効なのではと筆者も感じました。

さて、次は2つめのプロトタイプ「Joint」です。

「Joint」〜名古屋芸術大学における領域を超えた連携プログラム〜

SDGsの目標テーマ「4. 質の高い教育をみんなに」

タイトル「Joint」〜名古屋芸術大学における領域を超えた連携プログラム〜

「Joint」の制作に参加してくれた、メディア領域 メディアデザインコースの学生の皆さんです。当日は来られませんでしたが、音楽領域 サウンドメディア・コンポジションコース、ポップス・ロック&パフォーマンスコースの学生さんにも協力していただきました。

こちらのプロトタイプでは、名古屋芸術大学の学問領域を超えた学生同士の繋がりとAIの要素を取り入れた、新しいミュージックビデオ制作コンテンツを発表していただきました。

まずユーザーが知りたいキーワードを入力すると、AIがそれに適した映像を生成し、その映像をもとに人間が楽曲を作り上げ、ひとつのミュージックビデオが完成します。

AIと人間による新しい創作活動は制作者に今までにない発見や価値観をもたらします。
また、視聴者であるユーザーは自分の知りたかったことをミュージックビデオを通して知ることができます。

Jointは、送り手と受け手の両方にとって、質の高い教育につながるコンテンツ表現とも言えるのです。

実際に学生の皆さんが制作したミュージックビデオ『ふうせん』を見せていただきました。

これがもう、びっくりするくらいクオリティが高く…!本気で感動してしまいました。普段から真剣にメディア表現に取り組まれている皆さんだからこそできることですね。

プロジェクトリーダーの平山さんは、「今回のプロジェクトで一番感じたのは【広がりと繋がり】。普段関わらない人たちと繋がれたり、AIが起点となる創作活動は自分にとって初めてで、学びが多かった。また、今回はSDGsを知らない人に伝えるという目的だったので、より伝わるように第三者目線を持ちながらフラットな気持ちで取り組んだ」と話してくれました。

参加者からは「SDGsを届ける表現として縦長サイズのミュージックビデオを採用したのは今の時代に非常に合っている」「AIスタートの作品作りは前例があまりなく、今までにないような発想が生まれそうで面白い」「細部までこだわった映像で、最後まで工夫を凝らす姿勢が素晴らしい」といった意見があがりました。

今回のミュージックビデオでは従来の16:9の横長サイズではなく、モバイルに最適化した縦長サイズを採用していただきました。特に若者世代にとって縦長の動画は馴染みが深く(TikTokやインスタグラムのストーリーズもそうですよね)、それだけで見てもらえる可能性が広がると思います。改めて、伝えたい相手に合わせた表現方法を使うことの重要性を実感しました。AIとの創作活動にも大きな可能性を感じます!

総評

最後に、萩原学部長、津田副学長、共にプロジェクトを進めていただいた竹内准教授からもお言葉をいただきました。

萩原学部長「今回のプロジェクトは、本学が目指す学部・領域を超えて新しいものを生み出していく恰好の機会となり、大変感謝している。SDGsを各専門分野で消化し、提示していくという試みとしては成功したのではないか。SNSが普及し、コンテンツを発信していくことのハードルが下がった今、持続的にSDGsのムーブメントを拡張していくには、さらなるパワーのある仕掛けとコンテンツが必要。今後も挑戦し続けなければいけない」

津田副学長「21世紀は、精神を認識レベルから変えていこうという時代。映像や音楽、デザイン、ストーリーは、認識をどう変えるかという意味で非常に重要なポイントだと今日の発表で改めて感じた。SDGsを精神として考えると、"いろんな状態が良い”というような、多様で動的な21世紀型。この精神を本プロジェクトを通してみんなで共有できたのが最大の成果だった。今後はAIも実装していかなければいけない。これからの創作活動において、AIとどう関わり、どう取り入れていくのかを考える良い機会にもなった」

竹内准教授「SDGsは今はまだ国連や国の主導だが、ちょうど今開催している卒業制作展の中から「これってSDGsじゃないの?」といったものが出てくるといいのかなと思う。学生が自然とSDGsについて考え、自然と作品に出てくる。誰かに言われたからではなく、世の中のみんながSDGsに対して自然とそういう状態になることが理想だと思う。本プロジェクトではたくさんの先生や学生に協力してもらい、2つのプロトタイプが完成した。今日改めて作品を見て、学生と同じく私自身も胸がジーンとしている」

今回のプロジェクトでは、ジャンルを超えたさまざまな領域の学生たちで協力してプロトタイプを作成していただきました。これはまさに、SDGsの「パートナーシップ」でもあります。パートナーシップで世界の問題を解決し、みんなで幸せになる。そんなSDGsの理念を改めて強く感じられたプロジェクトだったと思います。

そして、お待たせいたしました。
みなさん気になるであろうプロトタイプは、4月に公開予定です!

現在進行形で(かなり必死に)公開準備を進めていますので、ぜひぜひお楽しみに~✨

最後にみんなで記念撮影です📷✨

本当に本当にお疲れさまでした!!

\(2021年4月)特設サイトがオープンしました/

本プロジェクトのニュースリリースはこちら

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