Photoshop 新機能「生成拡張」を使ってみた!
みなさんはPhotoshop 新機能「生成拡張」を使ったことがありますか?
「生成拡張」はAIによる画像生成技術を利用した画像の足りない部分を補完する機能です。
もうちょっと引きで写真を使いたい!
途切れてしまった部分を拡張したい!
そんな時に活躍する機能です。
AIによる画像生成は、学習してきた画像に対して著作権的に問題はないのか?とクリエイターなら心配に思うところですが、その点PhotoshopのAI生成機能はAdobeが「商用利用OK」と太鼓判を押してくれているところもありがたいです!
では早速使ってみましょう!
目次
「生成拡張」の使い方
上記の元画像に対して「左側にもっと空間を空けて、右側の男性の全身を収めたい」と思った場合、右側の男性の補完はとても大変ですよね。でも「生成拡張」ならあっという間に補完できます。
生成拡張の実行
①切り抜きツールを選択
②広げたいサイズを指定
③生成をクリック
出来上がり!
なんて簡単なんだ……!
しかも3パターンも生成結果を用意してくれます。
結果を比較して見ましょう。
色々な生成結果
プロンプト:指定なし(空欄)
まずはデフォルトでの生成結果です。
【A~C】を見比べると、どれも上手く拡張してくれています。
【A】目立った違和感はありません。
【B】右側の男性の髪型と天井の明かりとスピーカーに違和感を感じます。ズボンからも何か出てますね。
【C】目立った違和感はありませんが、【A】にくらべると右側の男性の髪型が少し膨らんでいるかなと思いました。
プロンプト:働く女性
「プロンプト」という拡張エリアの内容の指定に「働く女性」と入力しました。
拡張エリアにどこからともなくにょきっと女性が現れました。
【D~F】どれも大きな違和感は無いように思います。
特筆する点として、【D】の女性の影が右側男性の上着にちゃんと反映されているところです。これは手動で合成する場合、違和感が出ないようレタッチで馴染ませていたので、それが自動で出来るのはとても楽です。
プロンプト:観葉植物
「プロンプト」という拡張エリアの内容の指定に「観葉植物」と入力しました。
【G~I】どれもなんだか微妙な感じになりました。
カメラが超巨大な観葉植物の間を分け入って辿り着いたかのような感じになってしまいました。
簡単便利とはいえ「拡張生成」だけで済ませようとするのは横着がすぎましたね。
なお、「プロンプト」を「鉢植え」に変更したら割とイメージに近い【J】が生成されました。
プロンプトを上手く使いこなせたらもっとイメージに近い結果になるかも知れませんね。
拡張サイズが大きすぎる場合
元画像よりかなり大きくしてみた結果
かなり頑張ってくれましたが、謎空間が出来上がりました。
他のパターンもちょっと載せるのも憚る謎の生物が生成されたりしました。
かなり拡張する場合は手動の合成と合わせて整えていくことになりそうです。
まとめ
いかがでしたか?
まだまだ発展途上の技術とはいえ、かなり便利な機能であることが実感できました。
グラフィックを作り込んでいくとき、写真の調整はどうしても避けられません。
あと少し引きたい!空間を広げたい!と思ったとき手軽に出来るのはデザイナーにとってはありがたいです。
作業する手間と時間をAIに任せて、クリエイティブに思考を注げるのはデザインそのものの質の向上につながります。
ただ、上手く思い通りの結果を引き出すにはAIに伝わる言葉を探り当てる必要性を感じました。
今後も発展が期待されるAIですので、仲良くなれると良いなと思います。
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